【正確な情報】
チラシ制作はつい、デザインやキャッチコピーなど大きなポイントに目が行きがちです。
しかし、最も大切なポイントは"正確であること"です。
お店の名前、住所、電話番号、FAX番号、ホームページのURLなど正確であることは基本中の基本です。
電話番号が間違っていれば、問合せの電話がかかってくることはありませんし、地図が間違っていればお客さんが訪ねてくることはありません。
当たり前のことですが『電話番号間違ってますよ〜』という電話がお客さんからかかってくることもありませんし、『地図が間違ってますよ〜』と言って訪ねてきてくれるお客さんもいません。
【盛り込みすぎない】
お客さんにわかってもらいたいことがたくさんあるからといって、一枚のチラシに情報を盛り込みすぎるのもダメです。
チラシを見る側にとっては、沢山あるチラシの一枚に過ぎないわけです。
そこに事細かく商品情報が載っていても、全部きちんと読んでくれる人はほとんどいません。
チラシ制作の際に、伝えきれないことはインターネットのホームページにでも掲載しておいて、『詳しくはホームページをチェック!』で済むわけです。
また、ホームページをお持ちでないお客様にも、ポスティングのご依頼があった方に限定されてしまいますが、ご相談をお受けしております。
こちらも、広告同様、作るだけは効果はありませんし、持っているだけでは意味がありません。
【イラストレーター】
イラストレーターでは、作り出す絵柄を"色データ"と"形データ"の2つで記録するため、異なるハードやOSにおいてもオリジナルデータと同様の緻密な画像の拡大縮小、加工などが画質劣化なしで行えるという特徴があります。
またイロイロな文字装飾が行えるのはもちろんのこと、文字と文字との間のスペースも細かく調整ができるため、ポスター原稿制作、チラシ制作、広告原稿の制作には欠かせない存在となっています。
操作に慣れるまではちょっと大変ですが、コツを覚えると複雑な図形や正確な作図が可能となります。チラシ制作を考えた場合、費用対効果の高いソフトだと言えるのではないでしょうか。
【フォントのアウトライン化】
いきなり、『フォントのアウトライン化』と聞いても面食らうかもしれません。
チラシ制作の際には大事なポイントになるのですが、ひとつひとつ解説していきましょう。
【フォント】
パソコンやワープロで文書を作成する場合に、文字の書体を選択しますよね。
今まで選択したことが無いという方も、デフォルトのフォントが選択されているんです。
ご存知なかった方も確認してみましょう。
有名なところでは「ゴシック体」とか「明朝体」といったフォントが挙げられます。
こうした文字化けと同様のトラブルがチラシ制作の際にも起きる場合があります。
チラシ原稿に含まれるフォント情報が印刷会社に無い場合、別のフォントに置き換えられてしまうのです。
【文字化け】
メールでもらった文書をパソコンで開いたときに、"文字化け"してしまうことがあると思います。
もらった文書のフォントが他のフォントに変換されてしまって、全く読めないというトラブルです。
文書データで指定されているフォントがパソコンの中にあれば、このようなトラブルは発生しないのですが、もらったデータのフォントが自分のコンピュータに無い場合、違うフォントに変換されてしまうために起きる現象です。
こうしたトラブルを未然に防ぐために行うのが、「フォントのアウトライン化」と呼ばれる処理です。
簡単に説明すると、文字そのものを図形化することを意味します。多くの印刷会社では、データ入稿の際にフォントのアウトライン化をするように注意を呼びかけています。
[CMYKとは?]
『光の三原色』といえば"RGB"というのは有名です。
それぞれ"Red"(赤)、"Green"(緑)、"Blue"(青)の頭文字を合わせたものです。
それに対して、印刷の世界では"CMYK"という基本4色でフルカラー印刷するのが一般的です。
それぞれ、"Cyan(シアン/青、碧)"、"Magenta(マゼンタ/紅、赤紫)"、"Yellow(イエロー/黄)"、"Key tone(ブラック/黒)"の頭文字からきています。
これらは別名『プロセスカラー(Process color)』ともいいます。
実は、カラー印刷の場合、『色の三原色』であるCMYの3色で全ての発色を行うことが可能です。
しかし、この三原色の重ねや混合で成立する黒は理想的な黒にはならないため、CMYの三原色に加えて"K(黒)"を加えた4色で印刷するのが一般的なのです。
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